資料ダウンロード
お問い合わせ
2023/04/12

『健康〇〇の日』45選
啓発期間を掲げて健康施策のWHYを強化する

人的資本経営を目指す企業においては、健康経営、働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン、人材教育、など多様な取組みが同時並行的に進められており、健康経営の施策に対する社員の本気度や、それを推進する事業所や職場の担当者自身の温度感を高めきれていない会社も多いのではないでしょうか。
健康施策1つひとつがただこなすだけになってしまっていて、本質的に健康意識や行動を変える施策になっていない、そんな状況からは一刻も早く脱却すべきです。

そのため本稿では、“なぜ”この健康施策を推進するのか、をうまく伝えていくための「3つのWHY」について触れた後、その中の1つ「社会目線でのWHY」を補強するために活用できる45種類の「健康〇〇の日」についてご紹介します。

1. 健康施策推進において社員に伝えるべき3つのWHY

健康施策の推進に当たり、社員に納得感を以て施策に参加してもらうためには、WHY(なぜ)をしっかりと伝えることが重要です。

冒頭にも記載した通り、人的資本経営に取組む企業においては、健康経営、働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン、人材教育、など多様な取組みが同時並行的に進められています。

それに加えて、ハラスメント、コンプライアンス、DX、などに関する取組みなども行われており、次から次へとこなしていくのに精いっぱいの社員も多いことと思います。

せっかく企画した健康施策がやらされ感満載になってしまっては本末転倒なため、社員が納得感を以て施策に参加できるよう、WHY(なぜ)を以下3つの観点から語っていくことが望ましいと言えます。

例えば、女性特有の健康課題に関する研修を実施しようとしたときに、以下のような情報を添えて伝達することで、なぜ取組む必要があるのか、納得感を生むことが可能になります。

①社会目線でのWHY
10月はピンクリボン月間。女性のがん罹患数は乳がんが最も多く、この時期は国を挙げて乳がんの早期発見・早期治療を促している(バックデータを添付)。社会全体において、女性が自分の身体に対して意識を向けるタイミングとなっている。

②会社目線でのWHY
わが社では女性の活躍を推進しており、心身が健康であるからこそ仕事での活躍も期待できると考えている。年々女性社員が増えている中、がんの治療(特に乳がん)を行いながら就業をしている社員も増えてきている(バックデータを添付)。そのため、すべての女性社員においてがんの早期発見・早期治療を期待したい。

③社員目線でのWHY
 若手の女性社員においては、乳がんの話は気になってはいたが、どのように発見するのか、罹患した場合どのような症状や治療を行うのか、今まで敢えて自分で調べたりすることはなかったという意見が多い(バックデータを添付)。今回のセミナーを良いきっかけとして活用してもらいたい。

上記の中でも、「①社会目線でのWHY」においては、何月何日が『健康〇〇の日』という記念日が制定・認定されているケースも多くあるため、それを用いることで、“なぜ”だけではなく、“なぜ・いま”この健康施策に取組むのか、を説明する後ろ盾にすることが可能となります。

次章で、具体的に活用できる『健康〇〇の日』をご紹介します。

2. WHYを補強する『健康〇〇の日』45選

一般社団法人 日本記念日協会では記念日文化の発展を願い、従来からある記念日はもちろん、新たに誕生した記念日、これから制定を目指している記念日などを認定登録する制度を設けています。

業界団体、企業、個人において、自らの記念日を登録したい場合は、記念日の名称・日付・由来・目的・活動などの必要事項を所定様式に記入し申請を行います。それを踏まえて、日本記念日協会にて申請者の情報・記念日の名称・日付・由来・目的・活動内容・今後の予定などを審査し、合格することで、晴れて記念日が認定登録されるという仕組みになっています。

本章では、日本記念日協会に登録されている記念日のうち、業界団体が申請したものに限定し、健康施策の推進に活用できるものをご紹介します。また、日本記念日協会に登録されている以外で、国が所管する健康に関する記念日についても併せてご紹介します。

健康全般

世界保健デー(4月7日)
WHO(世界保健機関)

1946年(昭和21年)の国際保健会議で、「世界保健機関憲章」が採択され、2年後の1948年4月7日に発効した。日本WHO協会では毎年、WHO(世界保健機関)の標語にちなんだテーマで中学生などから作文を募集し、健康への関心を高めてもらおうとしている。

自助の日(5月28日)
一般社団法人 生命保険協会

一般社団法人生命保険協会が制定。人生100年時代を迎える現代社会において一人ひとりが豊かな人生を送るために、ライフプランや資産形成、健康の増進、保険などで自ら将来の準備をする「自助」について考える日としてもらうのが目的。日付は5と28で「自助」にとって大切な「希望、知恵、財運、健康、愛」を意味する「五(5)つ(2)葉(8)=(いつつば)」の語呂合わせから。

全国安全週間(7月1日~7日)
厚生労働省、中央労働災害防止協会

全国安全週間は、労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する意識と職場の安全活動のより一層の向上に取り組む週間。 昭和3年に第1回が実施されて以来、一度も中断することなく続けられている。職場における労働災害防止活動の大切さを再確認し、積極的に安全活動に取り組むことを目的としている。

健康増進普及月間(9月1日~30日)
厚生労働省

生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての国民一人ひとりの理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進することを目的としている。9月1日から30日までの1か月間を『健康増進普及月間』と定め、厚生労働省、地方自治体が中心となり啓発普及活動を全国的に行っている。

全国労働衛生週間(10月1日~7日)
厚生労働省、中央労働災害防止協会

働く人の健康の確保・増進を図り、快適に働くことができる職場づくりに取り組む週間。事業場における労働衛生意識の高揚を図るとともに、自主的な労働衛生管理活動の一層の促進を図っている。

過重労働解消キャンペーン(11月1日~30日)
厚生労働省

長時間労働の削減等の過重労働解消に向けた取組を推進するため、使用者団体・労働組合への協力要請、リーフレットの配布などによる周知・啓発等の取組を集中的に実施する。

運動

腰痛ゼロの日(4月20日)
420の会

腰痛で悩んでいる人をゼロにしたいとの思いから日本カイロプラクティックドクター専門学院名古屋校の卒業生を中心に結成されている「420の会」(ヨーツーゼロのかい)代表の本坊隆博氏が制定。腰痛に対する対処法、予防法を指導する日。日付は4と20で「腰痛ゼロ」と読む語呂合わせから。

ロコモ予防の日(6月5日)
ロコモティブ・シンドローム予防推進委員会

ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群・略称ロコモ)とは骨や関節、筋肉など、体の運動器が衰えて、寝たきりや要介護になる危険が高い状態のこと。ロコモティブ・シンドロームの認知度を高め、その予防に関する正しい理解を広めることを目的に、ロコモティブ・シンドローム予防推進委員会が制定。日付は6と5で「ロコモ」と「老後」と読む語呂合わせから。

健康美脚の日(9月9日)
一般社団法人 スポーツリパブリック

スポーツの普及促進活動、アスリートの引退後のセカンドキャリア支援などを行う一般社団法人スポーツリパブリックが制定。競技の魅力とともにアスリートならではの鍛えられた健康的な美脚に注目してもらうことで、プレーする選手の美しさを伝えていくのが目的。日付は健康的な美しい脚は「キュッ(9)としている」ことと、9と9が脚の形に似ていることから9月9日に。

スポーツの日(10月第2月曜日)
内閣府

国民の祝日のひとつ。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」がその趣旨。1964年(昭和39年)の東京オリンピックの開会式の日(10月10日)を記念して1966年(昭和41年)に国民の祝日「体育の日」として制定されたが、2000年(平成12年)からは10月の第2月曜日となった。

転倒予防の日(10月10日)
一般社団法人 日本転倒予防学会

医療、保健、福祉、介護、教育、スポーツ、栄養、建築、工学、環境、法律、経済、保険などの社会科学から人文科学まで、広く転倒と転倒予防に関わる様々な分野の人に、必要な情報を提供する一般社団法人日本転倒予防学会が制定。寝たきりや介護が必要となる原因の転倒、骨折を予防するのが目的。日付は10と10で「転倒」と読む語呂合わせから。研究集会などを開き、転倒予防の普及、啓発活動などを行う。

ラジオ体操の日(11月1日)
㈱かんぽ生命保険(旧:逓信省簡易保険局)

株式会社かんぽ生命保険が2018年にラジオ体操制定90周年を記念して制定。ラジオ体操は「いつでも、どこでも、だれでも」気軽に取り組める体操として、同社の前身である逓信省簡易保険局によって提唱、開発され、幅広い世代に親しまれている。日付は1928年11月1日の朝7時に東京中央放送局から、はじめてラジオ体操の放送が行われたことから。

食事

おやつの日(8月2日)
一般社団法人 日本おやつ協会

おやつ文化の向上を目指して、その普及活動を行う一般社団法人日本おやつ協会が制定。おやつとは一日二食が一般的だったころ「八つ時(午後2時から3時頃)」にとっていた小腹を満たす間食のこと。現在では会話を弾ませるコミュニケーションツールとして注目される「おやつの力」を広めることが目的。日付は8と2「お・や(8)つ(2)」の語呂合わせから。

栄養の日(8月4日)
公益社団法人 日本栄養士会

栄養と食の専門職である管理栄養士・栄養士で組織された公益社団法人日本栄養士会が制定。栄養を学び、体感することをコンセプトに、食生活を考える日とするのが目的。日付は8と4を「栄(8)養(4)」と読む語呂合わせから。

健康食育の日(8月18日)
一般社団法人 日本健康食育協会

穀物(とくにお米)を軸にした日本型食生活を推進し、健康で元気な人を増やすことを目指す一般社団法人日本健康食育協会が制定。食の大切さを伝える食育活動を「健康食育」として普及させるのが目的。日付は8と18で八十八=米という漢字になることから。健康食育の専門家の育成なども行う。

野菜の日(8月31日)
食料品流通改善協会

1983年(昭和58年)に食料品流通改善協会などが野菜の栄養価やおいしさを見直してもらおうと制定した日。日付は8.3.1でヤサイの語呂合わせから。

食生活改善普及運動(9月1日~30日)
厚生労働省

令和4年度の食生活改善普及運動は、「食事をおいしく、バランスよく」を基本テーマとし、「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加」、「野菜摂取量の増加」、「食塩摂取量の減少」及び「牛乳・乳製品の摂取習慣の定着」に向けた取組について、更に強化するため地方自治体が中心となって全国的に展開するもの

アーモンドの日(1月23日)
カリフォルニア・アーモンド協会

カリフォルニア・アーモンド協会が制定。手のひら一杯分のアーモンド(約23粒・30g)には抗酸化作用が強く美容に欠かせないビタミンEが8.6mg含まれている。これだけで一日の必要なビタミンEをまかなうことができることから、美容や健康のために多くの人にアーモンドを食べてもらうのが目的。日付は1と23で「1日23粒」を表している。

さかなの日(3月7日)
SAKANA & JAPAN PROJECT推進協議会

SAKANA & JAPAN PROJECT推進協議会が制定。和食の中心となる食材の魚介類をもっとたくさん食べてもらい、魚介類を身近に感じてもらうのが目的。日付は3(さ)と7(な)の付く日は魚を食べることを提案していることから、その二つが合わさる3月7日としたもの。

睡眠

秋の睡眠の日(9月3日)
精神・神経科学振興財団、日本睡眠学会

睡眠についての正しい知識の普及と国民の健康増進への寄与を目的に、睡眠健康推進機構(*)が日本睡眠学会との協力によって制定したもので、3月18日を「春の睡眠の日」、9月3日を「秋の睡眠の日」と定めている。

* 睡眠健康推進機構:2011年4月、公益財団法人精神・神経科学振興財団が創立20周年の記念事業として立ち上げた「睡眠健康推進事業」を遂行するために日本睡眠学会と共同で組織した機構

熟睡の日(10月9日)
一般社団法人 睡眠栄養指導士協会

埼玉県所沢市の一般社団法人睡眠栄養指導士協会が制定。睡眠の時間や質が悪い寝不足な人々に、熟睡することの大切さを知り、熟睡のための知識を学び、熟睡体験をしてもらうのが目的。日付は10と9で熟睡の「熟(じゅく=10+9)」と読む語呂合わせから。

世界睡眠デー(春分1週間前の金曜日)
世界睡眠協会(WSS)

睡眠ついての医学の促進や、知識の拡大、教育の促進などを世界規模で展開。

春の睡眠の日(3月18日)
精神・神経科学振興財団、日本睡眠学会

秋の睡眠の日と同様の目的

飲酒

アルコール関連問題啓発週間(11月10日~16日)
厚生労働省

平成26年に施行されたアルコール健康障害対策法では、国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるために、毎年アルコール関連問題啓発週間を定めている。厚生労働省、内閣府、法務省、国税庁、文部科学省、警察庁、国土交通省では、この週間に合わせて様々な普及啓発活動を行っている。

断酒宣言の日(11月10日)
公益社団法人 全日本断酒連盟

公益社団法人全日本断酒連盟が制定。日付は連盟の結成記念大会が1963年(昭和38年)の11月10日に開催されたことと、「もう、飲ベンバー(ノヴェンバー=11月)、酒、止まる(10日)」の語呂合わせから。全国各地にある断酒会では例会を開き、機関誌などで断酒の精神をアピールするなどの活動を行う。

いいビール飲みの日(11月16日)
ビール酒造組合

女性に適正な飲酒を呼びかけているビール酒造組合が制定。女性にお酒との上手な付き合い方の知識を身につけてもらい、生活習慣病のリスクを高める飲酒をしている人を少なくすることが目的。日付はアルコール関連問題啓発週間の11月10日から16日までの中で、11と16で「いい(11)ビール(16)」と読む語呂合わせから。

禁煙

世界禁煙デー(5月31日)
WHO(世界保健機構)

喫煙が原因とみられるガンや心臓病などで毎年多くの人々が亡くなっていることから国連の世界保健機関(WHO)が世界人類の人々の健康のために禁煙を推進するために設けた日。喫煙者の副流煙による健康被害も問題になっている。

禁煙週間(5月31日~6月6日)
厚生労働省

世界保健機関(WHO)は、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始。厚生労働省においても、平成4年から世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」として定め、各種の施策を講じている。

禁煙の日(毎月22日)
一般社団法人 禁煙推進学術ネットワーク

タバコの害や禁煙の重要性に関する知識の普及をはかり、禁煙を促して受動喫煙の防止を含む社会的な禁煙の推進を図ろうと禁煙推進学術ネットワークが制定。日付は数字の2を白鳥(スワン=吸わん)に見立てて、毎月22日をスワンスワン=吸わん吸わんの「禁煙の日」にという語呂合わせから。禁煙推進学術ネットワークには禁煙を推進する19の学会が参加している。

メタボ対策

大人のダイエットの日(10月7日)
一般社団法人 大人のダイエット研究所

忙しい大人のための食やダイエットをサポートしている「一般社団法人 大人のダイエット研究所」が制定。忙しい大人が無理なく食事を楽しみながら健康になるために、食と健康を見直すきっかけの日としてもらうのが目的。日付は10と7で「オトナ」と読む語呂合わせから。

中性脂肪の日(10月第3土曜日)
一般社団法人 中性脂肪学会

大阪府大阪市に事務局を置く一般社団法人中性脂肪学会が制定。健康診断でよく目にする中性脂肪(トリグリセリド=TG)は身体のエネルギーになる重要な栄養素だが、貯まり過ぎても不足しても病気になる。中性脂肪について学び、知識を深めることでより多くの人に健康になってもらうのが目的。日付は2019年から毎年10月第3土曜日に学術集会、市民公開講座などを開催して中性脂肪の啓発活動を行うことから。

低GI週間(11月1日~10日)
日本Glycemic Index研究会

食品に含まれる糖質の吸収度合いを示す「Glycemic Index」(GI =グライセミック・インデックス)の研究を行っている日本Glycemic Index研究会が制定。GI値の低い「低GI」の食品を食べることで肥満やメタボリックシンドロームなどの予防や改善につながるとの考えから、その認知度の向上と理解を深めてもらうのが目的。11月1日の「低GIの日」をシンボリックな記念日として、その日から1週間を「低GI週間」とすることで、この期間に「低GI」の食材を中心とした食生活にトライするきっかけとしてもらう。

がん対策

ピロリ菌検査の日(4月14日)
一般社団法人 日本プロバイオティクス学会

神奈川県伊勢原市に事務局を置き、プロバイオティクスの研究などを手がける一般社団法人日本プロバイオティクス学会が制定。記念日を通してピロリ菌の検査を促し、ピロリ菌の除菌により胃がんの発生や死亡率を減らす効果を啓発するとともに、ピロリ菌の感染予防、除菌が成功した後も胃がんを早期発見するための定期的な検診の必要性などを再認識してもらうことなどが目的。日付は1982年の4月14日にオーストラリアの消化器病医のウォーレン博士とマーシャル博士の二人によって胃粘膜からピロリ菌発が発見されたことから。

人間ドックの日(7月12日)
公益社団法人 日本人間ドック学会

公益社団法人日本人間ドック学会が制定。より多くの人に「人間ドック」の受診を促すことで病気の早期発見につなげ、国民の健康増進に寄与することが目的。はじめは「短期入院精密身体検査」などと呼ばれていたが、この検査について報道した新聞記事が「人間ドック」(ドックは船を修理するための設備であるdockから)と伝えたことからこの呼び方が定着した。日付は1954年7月12日に国立東京第一病院(現、国立国際医療研究センター病院)で初めての「人間ドック」が行われたことから。

がん征圧月間(9月1日~30日)
公益財団法人 日本対がん協会

昭和35年(1960)から毎年9月を「がん征圧月間」と定め、がんと、その予防についての正しい知識の徹底と早期発見・早期治療の普及に全国の組織をあげて取り組んでいる。

大腸がん検査の日(9月1日)
特定非営利活動法人 ブレイブサークル運営委員会

大腸がんに関する調査研究事業、検診の受診啓発事業などを行う「特定非営利活動法人ブレイブサークル運営委員会」が制定。がんによる死亡原因の上位である大腸がんは、早期発見、早期治療で95%以上の人が治るといわれており、年に1度の検診を行うことでその命を守ることができる。記念日を通じて大腸がん検診についての理解を深め、検診を受診してもらうことが目的。日付は、日本対がん協会が提唱する「がん征圧月間」が9月であり、その初日である9月1日としたもの。

ピンクリボン月間(10月1日~31日)
日本対がん協会ほか

乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン。ピンクリボン運動が海外で始まり、日本で広まったのは21世紀になってから。 21世紀に入った最初の年の10月、乳がん患者支援団体が、東京タワーをピンク色にライトアップしたことから、10月=ピンクリボン月間=乳がん検診月間となった。

日本では日本対がん協会などが主催するピンクリボンフェスティバルが毎年10月に開催されている。

口腔がん検診の日(11月15日)
公益社団法人 東京都玉川歯科医師会

2008年11月15日に開催された「第21回・日本歯科医学総会」において、口腔がん検診の普及をテーマにシンポジウムが行われ、口腔がん撲滅運動のシンボル「レッド&ホワイトリボン」が発表された。このことを記念して口腔がん検診の普及と啓発を目的に、公益社団法人東京都玉川歯科医師会が制定。

歯の健康

歯周病予防デー(4月4日)
Goodbye Perio プロジェクト

歯周病罹患率80%という日本の現状を改善しようと、全国の歯科衛生士が立ち上げた新たな歯周病予防法(歯肉のプラークコントロール)の普及活動を行う「Goodbye Perio プロジェクト」が制定。日付は4と4で「歯(4=シ)周病」「予(4=ヨ)防」の2つの4(シ・ヨ)の語呂合わせと、プロジェクトが本格的に活動を開始した2012年4月4日にちなんでいる。

虫歯予防デー(6月4日)
公益社団法人 日本歯科医師会

日本歯科医師会が1938年まで実施していた日で、現在では厚生労働省が6月4日から10日までを「歯と口の健康週間」としている。しかし、メディアや歯科医院などの関係者から啓発活動に欠かせないとして復活を望む声が多数あり、一般社団法人日本記念日協会では虫歯予防の大切さを訴える日として、2001年よりあらためて記念日に制定した。日付は6と4で虫歯の「虫」と読む語呂合わせから。

歯と口の健康週間(6月4日~10日)
厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会

日本歯科医師会が1938年まで実施していた日で、現在では厚生労働省が6月4日から10日までを「歯と口の健康週間」としている。しかし、メディアや歯科医院などの関係者から啓発活動に欠かせないとして復活を望む声が多数あり、一般社団法人日本記念日協会では虫歯予防の大切さを訴える日として、2001年よりあらためて記念日に制定した。日付は6と4で虫歯の「虫」と読む語呂合わせから。

女性の健康

女性の健康週間(3月1日~8日)
厚生労働省

毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開している。ライフスタイルが多様化する中で、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を過ごすための総合的な支援を目的とし、国及び地方公共団体、関係団体等、社会全体が一体となって様々な取組、行事等の普及啓発を行っている。

その他

認知症予防の日(6月14日)
日本認知症予防学会

福岡県北九州市に事務局を置く日本認知症予防学会が制定。認知症予防の大切さをより多くの人に伝えるのが目的。日付は認知症の大きな原因であるアルツハイマー病を発見したドイツの医学者・精神科医のアロイス・アルツハイマー博士の誕生日(1864年6月14日)から。

アンチエイジングの日(11月14日)
特定非営利活動法人・アンチエイジングネットワーク

生活習慣病を予防する予防医学の定着と、年齢を重ねてもいききと活躍するための活力となる「見た目の若さ」を保ち続ける方法の認知拡大を目的に、特定非営利活動法人・アンチエイジングネットワークが制定。自分自身の心と身体に向き合う日としての普及を目指している。日付は11と14で「いいとし(良い歳)」と読む語呂合わせから。

フレイルの日(2月1日)
一般社団法人 スマートウェルネスコミュニティ協議会ほか

一般社団法人スマートウェルネスコミュニティ協議会、日本老年学会、一般社団法人日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会の4団体が共同で制定。フレイルとは従来「虚弱」と呼ばれていたものを身体の虚弱だけでなく、口腔、心、社会参加などそれぞれに、また複合的に生じる要介護に向かう加齢変化を総合的に取りまとめる幅広い概念として2014年に提唱されたもの。記念日を通してフレイルの概念、予防の重要性を多くの人に認識してもらい、健康長寿社会の実現を図ることが目的。日付は2月1日を201として「フ(2)レ(0)イ(1)ル」と読む語呂合わせから。

3. 健康施策の推進スケジュール立案時に気を付けるべきこと

前章では、今後の計画立案に使える可能性のある45の『健康〇〇の日』についてご紹介させていただきましたが、年間の推進スケジュールを考えるうえで、以下のような状況がある場合は、無理して活用することはお勧めしません。

  • 優先度の高い取組みを早急に行う必要がある場合
    (〇〇の日まで実施を見送ると、スタートが遅れてしまう等)
  • 毎年同じ時期に実施することが決まっている・浸透している場合
    (時期をずらすことによって、不都合が生じてしまう等)
  • 他施策との関連性を踏まえると望ましい実施タイミングが存在する場合
    (他施策とのつながりがなくなることによって、施策が単発で終わってしまう等)

上記のような制約がない場合において、健康施策をいつ実施するかを検討・整理するうえで、『健康〇〇の日』の考えをうまく取り入れていくことをお勧めします。

株式会社ウィリーでは、何か特定のサービスに誘導するということは一切なく、完全中立的な立場で、成果導出に向けた健康経営の戦略づくりから実行・効果検証までの一連をお手伝いさせていただいております。これから健康経営に取組む場合、健康経営の見直しを図りたいと考えている場合、いずれであっても、顧客に寄り添いながら伴走型でサポートを提供しております。是非お気軽にお問合せください。

また本稿でご紹介した『健康〇〇の日』45選の情報がまとまった一覧表(Excel)をご希望の方には、「お問い合わせ」にて「『健康〇〇の日』45選の一覧表を希望」の旨をご記載のうえご連絡いただければ幸いです。