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「社員に寄り添った健康経営を推進していきたい」WILLEEのコンサルティングで、社員がより健康でいきいきと働ける組織づくりを目指す

健康経営伴走推進パートナー
田澤 直幹

市場利用者がいつでも安心して有価証券の取引ができるように金融商品市場の開設・運営に係る事業を行っている日本取引所グループ(JPX)。取引対象の金融商品や取引に関する規則を制定するほか、リスク管理体制・システムインフラを構築している。

WILLEEは2022年6月から健康経営に関する戦略立案の支援を行い、現在はその戦略に基づいた伴走支援を行っている。今回は人事部の岩本様、谷澤様にWILLEEの印象や支援で得られた成果について話を伺った。

 

健康経営を推進するうえで、優先順位を決めかねていた

―どのような背景で健康経営を本格的に推進することになったのでしょうか?またWILLEEにサポートを依頼した理由を教えてください。

岩本:以前より人的資本経営の重要性を認識しており、健康経営についてもJPXの実態に合う形で進めていくべきだと考えていました。しかし健康経営の概念が拡大していくにつれ、どういう順番でどのように社員に伝えながら物事を進めていけばいいのかという点について少し不安がありました。

また社員に納得してついてきてもらうためには短期、中期、長期の全体ロードマップを引いて、体系立てて社員にメッセージを発信していく必要がありました。しかし社員を巻き込むためのロードマップを作るにあたり、自分たちの考えだけでは大事な視点が欠けているかもしれないと考えるようになったのです。そこで、健康経営コンサルティングで実績豊富なWILLEEの田澤さんにサポートいただくことを決めました。

谷澤:弊社の中での健康への取り組みはある程度できているという自負はあったのですが、健康経営という視点に立った時に、優先順位・スケジュールについては不安がありました。そして健康経営を進めていく上では、社員に正しく理解してもらう必要があると考えていたので、そのプロセスについてアドバイスをもらいたいと考えるようになったのです。

会社のことを深く理解した上で、自分たちに寄り添ったサポートをしてくれた

―最初の提案内容についてはいかがでしたか?第一印象を教えてください。

岩本:教科書的なことだけを一方的に話すコンサルタントもいらっしゃいますが、田澤さんはJPXの事業特性や企業理念などをきちんと理解した上で話を進めてくださったので非常に大きな安心感がありました。会社ごとに歴史があって抱えている事情も異なるので、そういう部分にまで気を配ってくれるのはありがたかったです。また提案書のクオリティが非常に高く、ものすごく綺麗にまとまりすぎていたので、最初は逆に怪しさを感じてしまいましたね(笑)

谷澤:たしかに提案書のクオリティはすごかったですね(笑)
私が抱いた第一印象としては、コンサル的なことを一方的に言われることがなく、私たちのペースに合わせてくれているなという印象を受けました。急激に話を前に進めてしまうと、社員がついてこないのではないかという不安があったので、そこについては理解していただき、私たちのペースに寄り添った提案をしてくれました。田澤さんは話していても非常に安心感がある方だなと感じましたね。

全体のロードマップを引いてもらったことで、やるべきことが明確になった

―プロジェクトを通じてどのような支援を受けましたか?

岩本:他社の先進的な取り組みや具体的な事例を紹介していただき、弊社の取り組みで優れているところや、取り組みが不足しているところを可視化してくれたことで多くの気付きが得られました。またJPXという会社の強みや弱みも分析していただいたので、様々な施策を打ちやすくなりましたね。そして一番大きかったのは全体のロードマップを一緒に引いてもらったことです。明確な道筋が見えることで目標が定まり、スケジュールやタスクが見える化されたため、仕事が進めやすくなりました。

谷澤:深い議論を行った結果、JPXの現状に即した形でKPIを設定できたのは非常に大きかったですね。目標が明確になったことで、覚悟を持って臨むことができるようになりました。またミーティングを実施するたびに、健康経営に関するさまざまな情報を提供してくれるので大変助かっています。

―プロジェクトを通じてどのような成果が得られましたか?

谷澤:企画書を本当にうまく作っていただいたおかげで、社員に対する説明が非常にしやすくなったと感じています。また健康経営に関してSDGsのロゴのようなものを作ってもらいましたし、キャッチフレーズなどを打ち出せたことで、今後も積極的に取り組めそうだという実感が持てましたね。

岩本:経営層に対して健康経営に関する提言ができたことは一つの大きな成果だと感じています。コンサルに入ってもらう前と後では明確に違っていて、健康経営に関して自信を持って社内へプレゼンテーションができるようになりましたね。

また健康経営は社員とともに進めていくものなので、堅すぎずある程度キャッチーなものにしないと社員がついてこないと思うんです。しかしそこを分かりやすく、キャッチーな社内向けの企画書を作ってもらったおかげで、今後、社員を巻き込んだ形でやっていけるようになったという点は大きな変化かもしれません。

「社員の納得感」を大切にしたいという想いに寄り添ってくれた

―コンサルティングに対する感想を教えてください。

岩本:今までに何人ものコンサルタントさんと一緒に仕事をしてきた経験がありますが、田澤さんは本当に親身になって色んな相談に乗ってくれます。ここまで高いレベルで伴走してくださるコンサルタントさんは非常に珍しいと思います。我々としては一緒に高みを目指していきたいので、我々に寄り添って支援してくださるのは非常に心強いなと感じています。

その一方でお願いしたら何でもやってくれるというのは違うと思っていて、我々が主体的にやっていかなければ意味がないと思っています。田澤さんには伴走してもらいながら、時には厳しいディスカッションもしながら少しずつ引っ張っていってもらっていますね。ちょっとした相談などにも親身に乗ってくださるので、このスタイルは我々に非常にマッチしていると感じています。

谷澤:田澤さんは圧倒的に相談しやすいですね。私の悩みをすぐに理解して、その対応策を練ってくれるのでいつも助かっています。コンサルのイメージとしては非常に堅いイメージを持っていたのですが、そのようなことは一切なく、親身になって相談に乗ってくれるのでとても強い安心感がありますね。

田澤:岩本さんと谷澤さんと一緒にお仕事をさせていただく中で、社員に対する想いの強さというのは非常に強いものを感じました。実際のディスカッションの中でも「社員にいかに伝えていくのか」という部分に多くの時間を使ったことを覚えています。社内のバランスをとりながら健康経営を推進していく姿がとても印象的でした。お二人は社員のことを本当に熟知しており、施策を進めていく上でも具体的な案を出してくれるので、大変助かっています。

岩本:弊社の社員には納得した上でついてきてほしいという気持ちを強く持っていますので、一方的にこちら側がやってほしいことを伝えるだけでは、本当の意味での健康経営は推進できないのではないかと思っています。健康経営の推進に関しては一過性のものではなく、今後も長く続けていく施策なので、社員の理解というのは一番大事にしたい部分かもしれません。

谷澤:私もその通りだと思っています。社員の理解を確かめながらバランスよく進めていかないと、社員の気持ちはどんどん離れていってしまう恐れがあります。ちょっとずつ、着実に進めていくことが長期的な視点から考えても大事なのかなと思っています。実際にはこれから本格的に進めていくことになるのですが、こまめにアンケートなどを実施しながら、社員の声を拾い上げていきたいと考えています。

社員が健康でいきいきと過ごせるような組織づくりをしていきたい

―今後の健康経営の推進に向けた意気込みをお願いします。

岩本:まだまだ始まったばかりではあるのですが、しっかりと計画を立て、それを実行し、最後に検証するというサイクルを回していきながら丁寧にやっていきたいと考えています。人事の仕事は縁の下の力持ち的な部分も大きいですが、健康経営を推進していくことで弊社の社員がさらに健康になり、仕事もプライベートも含めていきいきと過ごしてもらえるようにしていきたいです。

谷澤:健康経営を推進していく上で、JPXらしさをうまく出していけたらいいなと考えています。会社にはそれぞれの特徴があると思っていて、私たちの良さや強みをうまく体現していきたいですね。社員が「この会社に入って良かった」「会社って楽しいな」と思ってもらえるような会社にしていこうと考えています。

―最後に、WILLEEのサービスはどのような会社にあっていると思いますか?

岩本:我々のように健康経営の推進に向けてどのような道筋で進めていけばいいのか、優先順位や社員への巻き込み方などに悩んでいる会社にはとても良いサービスだと思います。これから健康経営を本格的に推進していきたいと考えている企業であれば、会社の規模にかかわらずサービスの利用を検討してみることをオススメします。

(撮影・取材・文/小町 ヒロキ)

           
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